タミカ・キャチングスは、WNBAを代表するオールアラウンドプレイヤーである。彼女は得点、リバウンド、アシスト、スチール、ブロックショットのすべてのカテゴリーでWNBA歴代通算トップ20に入っている唯一の選手である。とにかくハードワーカーであり、ボールがあるところには必ずからんでいるように感じられる。味方にすればこれほど心強い選手はいないが、敵にすればこれほどいやな選手もいないだろう。
名前:タミカ・キャチングス
ポジション:フォワード
身長:188cm
体重:75.7kg
所属:インディアナ・フィーバー
背番号:24
生年月日:1979年7月21日
出身地:ニュージャージー州ストラットフォード
高校:テキサス州ダンカンヴィル高校
大学:テネシー大学
ドラフト:2001年1巡目3位指名(インディアナ・フィーバー)
主な受賞歴:
コダック・オールアメリカン(1998, 1999, 2000, 2001)
ネイスミス・アワード(2000)
WNBA新人王(2002)
WNBA最優秀ディフェンダー賞(2005, 2006)
WNBAオールスター(2002, 2003, 2005, 2006, 2007)
オールWNBAファーストチーム(2002, 2003, 2006)
オールWNBAセカンドチーム(2004, 2005, 2007)
WNBAオール・ディケイドチーム(2006)
《高校時代》
イリノイ州で2年連続、州のミス・バスケットボールに選出された後、テキサス州のダンカンヴィル高校へ転校。ダンカンヴィル高校ではチームを無敗(40勝)で州チャンピオンに導き、テキサス州でもミス・バスケットボールに選ばれた。
《大学時代》
当時NCAA2連覇中だったテネシー大学に鳴り物入りで入学。3年生だったシャミーク・ホールズクローとキャチングスを擁したテネシー大学は、1年を通して全米ランキング1位を死守し、39戦全勝でNCAA3連覇を成し遂げた。この1998-99シーズンのチームは、NCAA史上最強のチームと呼ばれている。
安定した成績を残したキャチングスは4年連続でコダック・オールアメリカンに選出されたが、これは史上4人目の快挙であった。3年時には再びNCAA決勝に進んだが、コネチカット大に敗れた。4年生のシーズン途中で前十字靭帯を損傷し、残りシーズンを全休したが、4年間で2,000得点、1,000リバウンド以上を達成した大学史上二人目の選手となった。
《WNBA時代》
大学4年時の怪我のため、1年目はプレーできないという条件にもかかわらず、2001年の WNBAドラフトにおいて、インディアナ・フィーバーから1巡目3位で指名された。
実質1年目の2002年、32試合すべてに先発し、得点、リバウンド、アシスト、スチール、ブロックショットのすべてでリーグトップ10にランクする活躍で、新人王を獲得。MVPおよび最優秀ディフェンダー賞の投票でも2位に入り、新人ながらオールWNBAファーストチームにも選出された
その後も毎年のように安定したパフォーマンスで、2006年にはWNBA10周年記念のオール・ディケイド・チームにも選出された。キャチングスに足りないものはWNBAチャンピオンだけである。
《アメリカ代表》
アメリカ代表として2004年のアテネ五輪、2008年の北京五輪で金メダルを獲得。
《国際経験》
2002年以降、数年間韓国リーグでプレー。ロシアでも1年プレーした。
(Last Update 2008/9/10)
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