昨年創設された最優秀シックス・ウーマン賞に、ミネソタ・リンクスのキャンディス・ウィギンスが選出された。ウィギンスは全米の記者・アナウンサーの投票で27票を獲得。昨年の第1回受賞者であるデトロイトのプラネット・ピアソンが10票で2位、シアトルのタニーシャ・ライトが2票で3位であった。
ウィギンスはルーキーながら、昨年のファイナル進出チームであるフェニックスとデトロイト戦を含む5勝0敗のスタートに貢献した。プレイオフ進出は逃したものの、リンクスは昨年から勝ち星を6つ増やし、チーム史上２番目の16勝を挙げた。ウィギンスは、1試合平均得点（15.7）とアシスト（3.0）でチーム2位の成績を記録。出場した30試合のうち、先発は1試合のみながら、平均出場時間もチーム2位であった。
今シーズンの平均得点15.7はリーグ全体の20位およびルーキー中2位であると同時に、先発でない選手による得点記録を更新した。ベンチプレーヤーで今シーズン平均12得点以上を記録したのはウィギンスだけである。7月17日のコメッツ戦では、キャリアハイの27得点を挙げた。6月には18.6得点、3.9リバウンド、3.4アシストの成績で月間最優秀ルーキーに選出された。
スタンフォード大の中心選手として活躍したウィギンスは、チームをNCAAトーナメント決勝に導いた直後の2008年ドラフトで、リンクスに1巡目第3位で指名された。4年時には、ウェイド・トロフィーを受賞したほか、4年連続してコダック・オールアメリカンに選出されている。大学4年間で挙げた得点は、スタンフォード大およびパック10カンファレンスの史上第1位の記録となっている。
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