シーボルトは2006年に続いて2度目の受賞で、最優秀コーチ賞を複数回受賞したのは3人目。他には前コメッツ・コーチのヴァン・チャンセラーが3度(1997-1999)、ダン・ヒューズが2度(2001, 2007)受賞している。
コネチカット・サンはオフシーズンに多くの選手を入替え、平均年齢がリーグで3番目に若くなった。しかも、前年の得点上位5人のうち3人がいなくなったにもかかわらず、前年より3勝多い21勝13敗の成績を挙げ、イースタンの第2シードを勝ち取った。6人ものルーキーを抱えながら、シーズン当初を9勝2敗で切り抜けるという素晴らしいスタートを見せた。
コネチカット・サンはリーグで得点第3位、失点第5位、得失点差で同率1位で、リーグで真っ先にプレイオフ進出を決めた。サンはこれで6年連続のプレイオフ進出。シーボルトは、25試合でルーキー2人を先発させ、ある試合では3人のルーキーを先発させたことも合った。
フランチャイズがコネチカットに移転した2003年にコーチに就任したシーボルトは、6年連続で勝ち越しシーズンを記録。2005年と2006年には26勝を挙げたが、これはイースタン・カンファレンスの史上最高記録である。2007年にはレギュラーシーズン100勝を達成したが、これは過去3番目に早いペースでの達成であった。シーボルトのコーチとしての勝率は.623で、これは史上第4位である。この夏には、北京五輪で金メダルを獲得したアメリカ代表チームのアシスタント・コーチとしても腕を奮った。
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